石巻日日新聞

台風19号に最大限警戒 13日に石巻地方最接近

安全面で行事中止、延期

石巻市 社会 石巻日日新聞 2019年10月12日(土) 8時48分
石巻地方の主なイベントの開催有無

 大型で非常に強い台風19号が12―13日にかけて東日本を直撃する可能性が高まっている。仙台管区気象台によると県内には13日午前に最接近するとみられ、石巻地方では屋内外問わず予定されていた行事のほぼすべてが延期、中止を決定。JR東日本仙台支社も初めて石巻地方を含む県内路線の計画運休を検討するなど、交通機関への影響も出そうだ。

 台風は日本の南の海上を時速25キロで北進している。中心気圧は925ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルに達し、この勢力で直撃すれば東日本で過去最強クラスという。

 県内では台風の接近に伴って、12日夜から13日にかけて1時間に60ミリの非常に激しい雷雨となる見込み。多い所では13日午前6時までの24時間雨量で200―300ミリとなる予想。さらに今は大潮の時期にあたり、満潮時刻(午前・午後3時ごろ)は特に河川の増水や低い土地の浸水、洪水への警戒が必要となる。風は陸上でも最大風速23メートル、最大瞬間風速35メートルに達しそうだ。

 台風を警戒し、石巻地方では多くの行事が早々に延期、中止を判断。石巻市は12―13日の2日間、公共施設を原則、臨時休館とした。また、JR東日本仙台支社は県内で初めての計画運休を検討。石巻線、仙石線、仙石東北ラインを含めて12―13日にかけて運休する可能性を示唆した。

最終更新:2019年10月12日(土) 8時48分

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