フードツーリズム研究会 4匹を大使犬に委嘱
石巻おでん広める「ワン!」
石巻市 政治・経済 石巻日日新聞 2019年7月24日(水) 8時51分食を軸とした観光推進団体の石巻フードツーリズム研究会(須能邦雄会長)は20日、初の「石巻おでん大使犬」を委嘱した。石巻市蛇田の会社員石川雅樹さん(44)が飼う4匹の犬が任命され、今後は石巻おでんの関連イベントやSNSなどで地元の練り物文化を発信していく。
同研究会は産学、多職種で構成。平成29年に石巻に根付く練り物文化に着目し、石巻おでんの新名物化を進めている。同研究会内の石巻おでん部会は、魚町二丁目のカクト鈴木商店直売所でおでん具材直売会を毎月開催している。
知名度を高めるため、これまでPRを担う大使を任命し、落語家の林家たい平さんら4組を委嘱した。今回は角度を変えながら認知度向上を模索し、初の「大使犬」としてプティ君、ボンブ君、ペルルちゃん、天ちゃんの4匹を任命した。
飼い主の石川さんは料理が趣味で、たびたび具材直売会に犬を連れて訪れていた。やがて看板犬のような存在になり、石川さんはその様子を「石巻おでん大使犬」の文言を添えてSNSで投稿。研究会の目にとまり、正式任命された。
委嘱式はカクト鈴木商店駐車場であり、須能会長が「石巻の練り物文化普及のためにご支援を」と、石川さんに委嘱状を授与。大使犬にはちくわストラップ付きの特製首輪が贈られた。
石川さんは「冗談で名乗った大使犬だったが、まさか『自称』が外れるとは。地元の練り物を幅広いアレンジで楽しめるのは魅力的。添加物がなく塩分控えめな商品は犬にも人にも安心」とアピール。石巻発祥のぼたん焼ちくわを試食した大使犬もご満悦だった。
大使犬は今後の具材直売会にも可能な限り訪れるほか、愛犬家と石巻おでん相互のイベントで新名物の宣伝役を担っていく。
最終更新:2019年7月24日(水) 8時51分
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