石巻日日新聞

県パラ五輪推進校 貞山小 元客室乗務員がおもてなし講座

「笑声」と「分離礼」の気遣いも

石巻市 教育・文化 石巻日日新聞 2019年7月12日(金) 9時53分
子どもたちが江上さんからもてなしの極意を学んだ

 県のオリンピック・パラリンピック教育推進校の指定を受けている石巻市立貞山小学校(黒澤礼子校長)で5日、おもてなし講座が開かれた。日本航空(JAL)客室乗務員の責任者であるチーフパーサーを務めた経験を持つ江上いずみさんが講演し、6年生27人がもてなしの極意を学んだ。

 現在、筑波大学客員教授として全国で「おもてなしの心」について講演している江上さんはこの日、「グローバルマナーとおもてなしの心」と題して授業を行った。

 はじめに「おもてなし」には「大切な人をお迎えする気持ちと相手に喜んでもらうために心を尽くすことが大切」と伝え、その上で第一印象を高める5原則として①表情②態度③身だしなみ④言葉遣い⑤あいさつ―を紹介した。

 このうち表情は目と口角がポイントであることを説明。「笑顔は1円もかからないおしゃれ」とし、さらにパラリンピックの開催もあることから、目に障害がある人には声で笑顔であることを伝える「笑声(えごえ)」であいさつすることを呼び掛けた。

 また、耳に障害がある人への配慮では、お辞儀の際に言葉を発してから礼をする「分離礼」を推奨。そうすることで「相手は口の動きが見えるようになり、読唇術で言葉を伝えられる」と訴えた。

タグ:貞山小学校
最終更新:2019年7月19日(金) 9時47分
石巻市 > 貞山小学校

新着記事