石巻日日新聞

たぶのき ネット企画 荻浜の沢で小学生体験

釣り糸垂らし自然満喫

石巻市 教育・文化 石巻日日新聞 2019年6月26日(水) 20時02分
魚がかかるのを待つ子どもたち

 子どもたちの自然体験活動として、旧石巻市立荻浜小学校近くを流れる沢で22日、魚釣りが行われた。小学生12人が手作りの竿で5センチ前後の小魚を続々と釣り上げ、自然の中に元気な声を響かせた。

 同市出身の首都圏在住者と地元住民でつくるボランティア団体「たぶのきネットワーク石巻」(長谷川郁子代表)の企画。「自然体験」「化石探検」「アート」を軸とする活動で、震災後の子どもたちの豊かな心を育んでいる。

 魚釣りはこの日が初開催となり、平成22―24年度に荻浜小の校長を務めた松浦達夫副代表(63)が指導役を担った。初めに竹に釣り糸を巻き付け、浮きと針を取り付けた釣り竿を手作りした。

 今回、狙った魚はハゼ科のウキゴリ。子どもたちは沢のせせらぎを聞きつつ、小石の陰を探るなど工夫して釣り糸を垂らし、魚がかかるのを待った。手応えとともに1匹釣るごとに満足気な笑顔を見せ、魚は唐揚げに調理して味わった。

 向陽小3年の花釜匠吾君は「自然の中で釣りをするのは初めて。魚を探すのが楽しかった」と話していた。

最終更新:2019年6月26日(水) 20時02分

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