石巻日日新聞

釜小で食育出前講座 スイカでおいしい授業

石巻青果と丸朝園芸農協

石巻市 教育・文化 石巻日日新聞 2019年6月13日(木) 9時02分
スイカを頬張り、児童たちの笑顔が広がった

 スイカの特徴や成長などを学ぶ食育出前講座が7日、石巻市立釜小学校(加藤えり子校長)であった。おいしいスイカの見分け方などを教わったほか、試食を通じて瑞々しい夏の味を楽しんだ。

 石巻青果が全国有数のスイカ産地で知られる千葉県芝山町の丸朝園芸農業協同組合と協力し、食育の一環として毎年市内小学校で持ち回り開催している。今年は同校、石巻小、向陽小、広渕小、鹿妻小を予定している。

 釜小での出前講座には、石巻青果と同組合から10人が訪れ、同校の2―4年生191人と教職員が参加。同組合の松本康浩専務が講師を務め、スイカの高品質栽培に欠かせない間引き作業やミツバチを使った交配、糖度測定による品質管理などを説明した。

 質問コーナーで児童は「スイカの中に種はどれくらい入っているのか」と聞き、松本専務は「600―800個は入っている」と回答。品種については「主力は7品種だが、スイカ全体だと100品種以上」と語り、児童らを驚かせた。

 講義に次いで試食がスタート。代表児童らが大玉に包丁を入れて割り、真っ赤な果肉が表れると児童たちは大盛り上がり。一口ごとに甘さと香りを楽しみながら笑顔を広げていた。後藤大輝くん(2年)は「いつも食べているスイカより、とても甘くておいしい」と一足早い夏の味を楽しんでいた。

最終更新:2019年6月13日(木) 9時02分

新着記事