石巻日日新聞

さようなら「聖火台」 あす撤去し岩手県へ

石巻市 社会 石巻日日新聞 2019年5月13日(月) 14時14分

 国立競技場の建て替えで石巻市に一時貸与されていた1964年東京五輪の聖火台は、14日に市総合運動公園=南境=内の展示場所から撤去され、翌15日に次の展示場所となる岩手県営運動公園陸上競技場に移設される。

 聖火台は東日本大震災からの復興を発信するシンボルとして、市が独立行政法人日本スポーツ振興センターから借り受け、平成27年5月から同公園内で展示してきた。来年の東京五輪が開幕するまで、岩手、福島両県内と埼玉県川口市でも展示される。

 石巻市への貸与は当初3月末までで、返還のセレモニーも行われたが、移設準備で公園内に置かれていた。14日午前9時から正午ごろまで台座から聖火台を撤去する作業を行い、翌朝に搬出する予定という。

最終更新:2019年5月13日(月) 14時14分

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