石巻日日新聞

春の交通安全運動始まる 20日まで啓発活動展開

令和元年は事故0(れい)で

石巻市 社会 石巻日日新聞 2019年5月11日(土) 14時21分
蛇田保育所の子どもたちが大きな声で交通ルールの順守を宣言した

 「令和元年春の交通安全県民総ぐるみ運動」が11日からスタートし、石巻市では石巻、河北署合同の出動式がイオンモール石巻の駐車場で開かれた。子どもと高齢者の事故防止、自転車の安全利用、飲酒運転の根絶などを重点に掲げ、20日まで各地で啓発活動を展開していく。

 出動式には各団体から関係者約300人が出席した。式辞で、市交通安全都市推進協議会長の亀山紘石巻市長が「事故防止に向けて第一線で啓発活動を展開する皆さんに感謝したい。これからも市民全員で基本ルールを順守し、地域一体となって事故のない街づくりに取り組んでいきたい」と述べた。

 石巻署の横山裕署長も「令和になって初となる運動。交通安全意識の普及啓発を地域の皆さんと推し進めたい」と事故撲滅の思いをにじませていた。

 同市立蛇田保育所の年長児14人は、元気いっぱいの声で「車に気を付け、横断歩道は手を上げて渡ります」などと交通安全宣言を行った。その後、警察車両など計11台が赤色灯を回しながら管内パトロールに出発した。

 石巻署管内の今年の人身事故は10日までで151件(前年比42件減)、負傷者は173人(同72人減)、死者は1人(同1人減)。河北署管内は10件(同2件増)、負傷者12人(同3人増)、死者は出ていない。

最終更新:2019年5月11日(土) 14時21分

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