石巻日日新聞

東松島の八丸牧場 馬と触れ合い森に親しむ

日常離れて癒やし体験

東松島市 教育・文化 石巻日日新聞 2019年5月9日(木) 18時14分
ブラッシングしてポニーとコミュニケーションを取る親子

 癒やしを求めて馬と触れ合い、森に親しむ体験会が4月29日に東松島市大塚の八丸牧場で行われた。子どもから大人まで15人が参加し、日常生活の忙しさを忘れて青空の下で伸び伸びと野外活動に取り組んだ。

 「馬と森の癒やしプログラム」と題した体験会で、市内で東日本大震災の復興支援を行ってきた一般社団法人美馬森JAPAN(八丸由紀子理事長)の主催。昨年に岩手県から牧場を移転し、2年目となったプログラムには市内を中心に仙台市からも集まった。

 初めはサラブレッドやポニーなど7頭との触れ合いの時間。参加者は馬とのあいさつの仕方を教わり、草をエサとして与えたり、毛にブラシをかけたりして仲を深めた。

 その後、場所を森に移し、スギ間伐材のくいの皮むきを実践。牧場では参加者と一緒の憩いの場づくりを進めており、くいは土留めに使うという。

 両親と兄と参加した尾形優奈さん(10)=矢本西小5年=は「馬にエサをやってブラッシングした。馬を良く知れたのでいい経験になった」と目を細めていた。

 プログラムは12月1日までの月1、2回、日曜午前10時から正午まで行われる。時期によって内容は異なり、参加費1千円。次回は5月12日で、参加者を随時募集している。牧場でほかにも、子どもに馬と森をテーマとした遊びや学びを提供するプログラムなどがある。問合せは同牧場(090―9636―0325)。

最終更新:2019年5月9日(木) 18時14分
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