石巻日日新聞

5日 青い鯉のぼりの会 大空へ悠々と1800匹

慰霊と復興願って掲揚

東松島市 社会 石巻日日新聞 2019年5月2日(木) 14時33分
現在は500匹が掲げられている

 東日本大震災で犠牲となった子どもたちの慰霊と地域復興への願いを込めた「青い鯉のぼりの下に腰を下ろす会」が5日、東松島市の東矢本中央公園で開かれる。

 同市大曲浜で弟の律君(当時5歳)ら家族4人を亡くした市職員の伊藤健人さん(26)が、律君が好きだった青いこいのぼりを震災直後に自宅前に揚げたのが始まり。その後全国からこいのぼりが寄せられ、毎年、子どもの日に合わせて掲揚している。

 昨年までは大曲浜で実施していたが、今年は同地区の住民が多く移り住んだあおい地区近くの公園に会場を移した。当日は既に掲げられている500匹のほか、1300匹を実行委とボランティアで掲揚し、計1800匹にした後、11時半から開会式を行う。

 和太鼓演奏や大曲浜獅子舞、創作ダンスなどのステージ発表を繰り広げながら、参加者同士で語り合う時間とする。

最終更新:2019年5月2日(木) 14時33分

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