石巻日日新聞

感染性胃腸炎に注意

流行懸念し県が警報

広域 社会 石巻日日新聞 2019年4月27日(土) 8時43分

 県は25日、感染性胃腸炎の患者が増えていることから、流行への注意を呼び掛ける警報を発表した。年間を通じて患者の報告はあるものの、この時期の警報発表は過去5年間にないという。

 警報発表は、15―21日の感染症発生動向調査で栗原保健所管内の1定点医療機関当たりの患者報告数が基準(20人)を超える34.5人となったため。県全体では0―9歳以下の子どもが感染の中心となっており、20代も比較的多い。石巻管内も1定点当たり14.8人と2番目に高い。

 感染性胃腸炎は12月―1月がピークとされるが、今年は保育施設など3月に13件、4月は12件の集団感染が疑われる事例が発生。県は排せつ後や食前・調理前の流水と石けんによる手洗いなど、予防対策を呼び掛けている。

最終更新:2019年4月27日(土) 8時43分

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