石巻日日新聞

ベガルタ仙台が復興支援 元気いちばでサッカー観戦

大型モニターなど寄付

石巻市 政治・経済 石巻日日新聞 2019年4月25日(木) 21時47分
配信映像に合わせ、試合の見どころを解説する平瀬さん(左)

 サッカーJ1のベガルタ仙台は20日、東日本大震災の復興支援で、石巻市中央の観光交流施設「いしのまき元気いちば」に65インチの大型モニターと、インターネットのスポーツ専門動画配信サービス「DAZN(ダゾーン)」を無料で利用できる権利(アカウント)を寄贈した。

 同いちば2階元気食堂に設置され、ベガルタの試合観戦イベントを開くなど活用していく。元気いちばで寄贈式があり、(株)ベガルタ仙台の菊池秀逸専務と(株)元気いちばの後藤宗徳社長ら各運営会社の代表者が出席。寄贈はベガルタ仙台のクラブ創設25周年記念事業「KIZUNA(絆)未来プロジェクト」の一環で、同クラブと復興支援連携協定を結ぶ石巻市の亀山紘市長も同席した。

 寄贈後には、さっそくモニターを使い、生中継で茨城県立カシマサッカースタジアムであったJリーグ第8節ベガルタ仙台対鹿島アントラーズの試合を観戦。元選手でクラブコーディネーターの平瀬智行さんと地域連携課の菅井直樹さんが映像を通じて試合を解説したほか、来場者とともに健康体操を楽しんだ。

 モニターは同型のものが2台あり、1台は寄贈に合わせて元気いちばが購入した。後藤社長は「参加者を募って観戦するイベントを開くなど活用し、ベガルタが上位に行けるよう応援したい。スポーツが根付くように情報発信できれば」と感謝していた。

最終更新:2019年4月25日(木) 21時47分

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