石巻日日新聞

三陸道 気仙沼まで延伸 16日に2区間開通

石巻から約10分短縮

広域 政治・経済 石巻日日新聞 2019年2月14日(木) 14時06分

 国土交通省が復興道路として整備を進める三陸沿岸道路は、16日午後3時に南三陸町の歌津IC(インターチェンジ)から気仙沼市本吉町の小泉海岸IC間10キロが開通する。これにより三陸縦貫自動車道路は仙台市から石巻市を経て、気仙沼市まで一本につながることになる。

 同日は、本吉地区内の本吉津谷―大谷海岸IC間4キロも午後4時30分に開通。いずれも片側1車線となる。小泉海岸―本吉津谷IC間2キロは平成32年度の開通となり、それまでは並行する国道45号の利用となる。歌津―本吉津谷ICには歌津北ICも設置されるが、岩手・青森方面への乗り降りはできない。

 大谷海岸―気仙沼中央IC間7.1キロは昨年3月からすでに利用可能となっている。

 今回の開通により、石巻市から気仙沼市の中心部への所要時間は約10分短縮。気仙沼市立病院から石巻赤十字病院への救急搬送時間も約70分から約60分になるという。

 三陸沿岸道路(三陸道、三陸北縦貫、八戸・久慈各自動車道)は仙台港北ICから―八戸JCTに至る359キロの復興道路。気仙沼中央―気仙沼港IC間1.7キロは31年度の開通が予定され、県内で開通時期が未定なのは気仙沼港―唐桑南IC間5.6キロだけとなる。

最終更新:2019年2月14日(木) 14時06分

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