石巻日日新聞

若年層の献血協力仰ぐ 飛翔閣 協力者に上ずし提供

県赤十字血液センター

石巻市 社会 石巻日日新聞 2019年2月13日(水) 14時08分
森蔭選手(手前)らが献血に協力した

 県赤十字血液センターは11日、はたちの献血キャンペーンに合わせ、㈲飛翔閣(杉山寛明社長)=石巻市山下町=で住民の献血会を実施した。同社の伏見不二雄会長の協力で、献血者には上ずしが振舞われた。

 「はたちの献血キャンペーン」(1月1日―2月28日)は全国的不足する若年層への献血に対する協力意識を高めるのが狙い。これに賛同する同社では、毎年、献血協力者に中トロやボタンエビ、カニなど高級ネタを使ったすしを提供している。

 同社駐車場の献血バスで協力を終えた人たちは店内ですしに舌鼓を打った。女川町を拠点とする社会人サッカーチーム「コバルトーレ女川」からは、今年20歳を迎えるMF森蔭冬威、GK緑川光希の両選手が献血した。

 森蔭選手は「出身地の神奈川で献血協力していたが、宮城に来てからは初めて。今後も協力したい」と語った。

 同センターによると現在は0型の血液が不足気味だが、医療機関の需要で変動する。血液の保管期限は21日間であり、同センターでは「通年で献血協力をお願いしたい」と呼び掛けていた。

最終更新:2019年2月13日(水) 14時08分

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