石巻日日新聞

大学入試センター試験 石巻専修大で802人受験

「第一関門」へいざ出陣

広域 教育・文化 石巻日日新聞 2019年1月19日(土) 14時16分
緊張感に包まれた中、問題用紙が配布された

 平成31年度大学入試センター試験が19日から2日間の日程で全国一斉に始まった。石巻地方の会場となった石巻専修大学では、震災後に臨時会場として設けられていた気仙沼高校が廃止されたことに伴い、昨年より145人多い802人(男416人・女386人)が受験。希望の春への情熱をぶつけた。

 センター試験は国公立大学の1次試験の位置付けとともに、私立大学などの入試も兼ねている。今年の全国の志願者数は57万6830人(前年58万2671人)と4年ぶりに減少。県内は前年より173人少ない9555人(同9728人)が11会場で受験した。

 受験生は爽やかな冬晴れのもと、午前7時50分の開門後、続々と会場入り。各高校の教職員がのぼり旗や横断幕、願掛けの菓子を配るなどして生徒たちの背中を押した。

 会場の同大学は自習室を設けたほか、受験生の増加で試験室を昨年より2教室増やし9教室で対応。試験直前の各教室では集中力を研ぎ澄ます受験生の姿が見られた。

 試験は午前9時半の地理歴史・公民に始まり、その後は国語と外国語を実施。20日は理科と数学を行う。現行のセンター試験制度は今回が最後で、次回からは記述式問題などを取り入れた大学入学共通テストに移行する。

最終更新:2019年1月19日(土) 14時16分

新着記事