石巻日日新聞

インフルエンザ拡大 県内は警報レベルに突入

石巻管内も基準値超え

広域 社会 石巻日日新聞 2019年1月19日(土) 11時59分

 県は17日、県内全域にインフルエンザ警報を出した。県内8保健所のうち石巻を含む3保健所管内で警報基準値を超えており、県は今後さらに感染が拡大する可能性があるとして注意を呼び掛けている。

 警報は県内のいずれかの保健所管内で、1週間の1定点医療機関当たり患者報告数が30人を超えた場合に出される。今回は7日―13日に石巻、気仙沼、仙南で基準を上回り、過去3シーズンより1週間早い発表となった。

 石巻管内では、昨年12月24日―30日で注意報基準値(定点当たり患者数10人)を超えていた。7日―13日には定点当たり患者数が37.38人と前週の約7倍に増えている。

 例年、警報は年末年始の休みが明けて集団活動が再開された時期に発表される傾向。石巻地方の小中学校ではすでに閉鎖措置をとる学校が増えている。18日も石巻市内3校の計3学年2学級が閉鎖となった。

 県ではワクチン接種のほか、外出後の手洗いやアルコール製剤による手指消毒、加湿器を利用した湿度保持、十分な栄養摂取と休養など日常的な予防対策を啓発。抗インフルエンザウイルス薬は発症後48時間以内の使用が効果的なため、具合が悪い際には早めの受診を呼び掛けている。

最終更新:2019年1月19日(土) 11時59分

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