石巻日日新聞

海づくり大会プレ行事 大原浜でホシガレイ放流

大きくなって戻ってきてね

石巻市 教育・文化 渡邊 裕紀 2019年11月8日(金) 8時31分
大海原に稚魚を放流した大原小の児童

 来年秋に石巻市で開かれる「第40回全国豊かな海づくり大会」に向け、10月23日に同市立大原小学校の全校児童16人が、大原漁港で大会記念のリレー放流を実施した。ホシガレイの稚魚500匹を海に送り出し、大会への機運を高めた。

 放流企画は同大会宮城県実行委(会長・村井嘉浩知事)主催。7月から県内各地で催されている。この日は放流前に県職員によるミニ講座があり、児童は栽培漁業や海づくり大会について学んだ。質問では「カレイの種類はどれくらい」「ホシガレイの値段は」などの声が上がった。

 ホシガレイは漁獲量が少ない高級魚。県では栽培漁業に取り組んでおり、放流用に育てた体長約10センチの稚魚が準備された。児童は「大きくなあれ」と声をかけながら、そっと稚魚を海に送り出した。

 5年生の遊佐綾珈さんは「赤ちゃんを送り出す気持ち。大きく育って」と思いを込めていた。

最終更新:2019年11月8日(金) 8時31分

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