アジ狙うも思わぬ珍客 谷川浜でカンパチの若魚
つりパラダイス
石巻市 つりパラダイス 石巻日日新聞 2019年7月25日(木) 9時16分近日、石巻地方の漁港にアジが水揚げされている。東北地方での産卵期は5―7月とされ、産卵直前のものは沿岸部の浅場に回遊してくる。釣り上げるには月の満ち欠け、潮の状態などで産卵のタイミングを予想することが重要だ。
今回は、早坂悠真さん(24)=石巻市のぞみ野=とともに鮎川浜から女川町へと抜ける牡鹿半島の各漁港を巡りながらソフトルアーでアジを狙う「アジ探し行脚」を行った。
就労後に集まった私たちは、牡鹿半島に向かうため、女川町のコバルトラインを走り抜けた。はじめに入った漁港は、釣り人の間では良型メバルやアジの実績があることで有名な場所。スズキ釣りのシーズンでそちらがにぎわっているのか、週末でも釣り人の姿はない。手短に準備を済ませ、竿を振るった。
釣れるのは良型ながらメバルばかり。ジグヘッドの重さを変えたほか、疑似餌のサイズや形に変化をつけても釣果は変わらず、時間だけが過ぎていった。
これ以上時間を無駄にはできないと、ポイントを谷川浜に移した。到着し、防波堤から海をのぞき込むとイワシの大群が湾内を回遊している。その背後にイワシとは姿が異なる魚が5―7匹ほど連なって泳いでいた。
「もしや」と思い、早坂さんとともにライトワインド釣法(1―5グラムの矢じり型のジグヘッドと専用設計ワームを用いることで水を切り、左右にジグザクの動きをつけることで魚の食い気を誘う釣法。警戒心の強い魚や昼間の釣行に有効)で誘うとすかさず魚が反応した。
魚の動きを見た早坂さんが使用していたジグヘッドをより軽いものに変え、再度海にルアーを放ると、ものすごい勢いで群の中の1匹が食いついた。竿は中ほどから大きく弧を描き、力強い引きでドラグがうなりをあげ、リールから糸が出された。釣れたのは30センチほどのカンパチの若魚。このサイズは全国で呼び方が異なり、シオ(関西方面)、ネリ・ネリゴ(九州方面)とも呼ばれている。
ここからは数箇所の漁港を回ったが、残念ながら本命のアジとは出会えないまま時間切れ。今回はアジを見つけることができなかったが、1種類の魚を追い求める時間は釣り人にとって何より楽しい。またこりずに挑戦したい。(千葉拓人)
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