石巻日日新聞

参院選 石巻市選管 確定でわずか190票差

中間発表両者横並び

石巻市 政治・経済 石巻日日新聞 2019年7月22日(月) 15時07分
開票作業が進められた(ビッグバン)

 県下第二の都市、石巻市の票差はわずか190票。ビッグバンであった参院選の開票作業は、市選管も報道各社もどちらに軍配が上がるのか最後まで分からない下馬評通りの接戦となった。

 午後9時38分、予定より2分早く投票箱が開缶。開票台に投票用紙の山ができ、作業する職員の手元に報道陣の双眼鏡やカメラレンズが向けられた。「愛知、石垣、石垣、愛知…」。2人の名前が交互に繰り返され、どちらが優勢かは判断がつかない。報道陣は「本当に僅差だ」と顔を見合わせた。

 序盤は点検係と計算係のもとに運ばれる票の量から「石垣か」とざわめき立ったが、間もなく「愛知では」と情報が錯そうした。市選管が3度出した中間速報で両者の差は一切なく、確定票が出た午前0時45分に初めて票差が表れた。

 愛知氏が石垣氏に190票の差をつけていた。石巻地方の2市1町はいずれも愛知氏が石垣氏を上回った。

 石垣氏の「当確」は全県の開票率が90%の段階で打たれた。愛知氏を6千票差で猛追する中であり、残る10%はほぼ仙台市の票。報道陣からは「事前の予想以上に仙台市で愛知は票を落としたのだろう」との声が聞かれた。

最終更新:2019年7月22日(月) 15時07分

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