石巻日日新聞

晴天続き田植え本格化 早苗の緑鮮やかに

家族総出で 豊作期待

石巻市 政治・経済 石巻日日新聞 2019年5月10日(金) 20時23分
家族で田植え作業を進める高野勤さん

 石巻地方では、田植えが最盛期を迎えている。今年の田植えが始まったのは平年より1日遅い4日ごろ。広々とした田んぼでは、最大10連休となった大型連休を活用し、家族総出で農作業にあたる姿もあり、順調な生育を願いながらの作業が続いている。

 石巻市前谷地の農業高野勤さん(51)の水田でも7日から田植えを始めた。数日前から水張りや代かきの作業を進めてきた4.5ヘクタールの田んぼでは、トラクターを何度も往復させながらササニシキの苗を植えた。

 作業は15日ごろまで続く見込み。父親の高野貞美さん(78)は「今年は天候にも恵まれており、順調に作業を終えられそうだ」と話していた。

 県農政部みやぎ米推進課によると、石巻地区の水稲作付見込面積は7501ヘクタール。7日現在の実施状況は2004ヘクタール、進捗率26.7%という。

 生苗は4月上旬の気温が低く、出芽や初期成育は遅れ気味だったが、同下旬以降は気温が平年より高く推移したことで生育が回復している。

最終更新:2019年5月10日(金) 20時23分

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