石巻日日新聞

耳にも残る「石巻おでん」地元シンガー 萌江さん

歌詞に〝アツい〟思い

石巻市 教育・文化 石巻日日新聞 2019年5月3日(金) 17時57分
石巻おでん大使に任命された萌江さんが歌でアピール(元気いちば)

 産学・異業種連携の石巻フードツーリズム研究会が新名物として売り出す「石巻おでん」の歌が完成し、4月29日にいしのまき元気いちばで披露された。作詞作曲は地元出身・在住のシンガーソングライターで「いしのまき観光大使」の萌江さん。「石巻おでん大使」にも任命され、地元の練り物文化への熱い思いを歌で伝えていく。

 石巻は100年以上の練り物製造の歴史があり、とくに焼きちくわは発祥の地とする説がある。研究会はこうした背景に注目し、石巻おでん部会を立ち上げて名物化や多様な調理法による地元への定着化を図っている。

 部会では全国へアピールするために著名人を「大使」として任命しており、萌江さんは落語家の林家たい平さん、お笑いコンビのサンドウィッチマンさん、タレントの鈴木奈々さんに続いて4組目。

 部会の平塚隆一郎部会長は「地元に愛されて日常的に食べられるようにしたい」とし、萌江さんを3月に大使に任命するとともに曲の制作を依頼した。

 披露された「石巻おでんのうた」は、覚えやすい歌詞とメロディー。「石巻おでん」と繰り返すサビの部分が印象的。曲はインターネットの動画投稿サイト「ユーチューブ」で視聴できる。

 自称「ほや大使」の活動から市の「いしのまき観光大使」、そして「石巻おでん大使」を拝命した萌江さんは「おいしさはもちろん、部会の皆さんの熱く煮込まれた思いを歌にした。販売会などで一緒になって魅力を伝えたい」と使命感を語った。

最終更新:2019年5月3日(金) 18時46分
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