石巻日日新聞

「令和婚」届カップル続々 未明から石巻市役所

新時代2人の門出祝う

石巻市 社会 石巻日日新聞 2019年5月1日(水) 19時36分
「令和」ともに多くの男女が婚姻届けを提出した(1日午前0時過ぎ)

 元号が「令和」となった1日、石巻市役所には未明から婚姻届けの提出が相次いだ。同日は暦の上で吉日とされる大安。訪れたカップルは、新たな時代の始まりと二人で歩む人生の門出を重ねた。

 市役所の夜間・休日窓口には日付が変わる前から3組の男女が訪れ、1日午前0時になると順番に婚姻を届け出した。受付した職員は亀山紘市長の祝いの言葉が書かれたカードを贈り、「お幸せに」と声をかけていた。

 最初に届け出したのは、トラック運転手の村松俊希さん=蛇田=と、准看護学生で妻の怜奈さん=真野=。ともに平成元年生まれの世代の29歳で、約1年の交際を経て「令和」とともに結婚しようと決めた。互いの結婚の決め手は妻の「優しいところ」、夫の「包容力があるところ」。怜奈さんの卒業を待って来年に挙式し、本格的に2人での生活を始める予定だという。

 俊希さんは「新元号が妻の名に似ているので、何か縁がある。2人仲良く、他にはない家庭を築けたら」と目を細め、怜奈さんは「同じです」と寄り添った。二人で歩む新しい時代に「国民にとって昭和より平成、平成よりも令和が、過ごしやすくいきいき生活できますように」と願っていた。

 市役所にはその後も続々と男女が訪れ、中には身重とみられる人や立会人が連れ立つカップルも。午前0時から8時30分までに計14件の提出があったほか、日中もぽつぽつと届け出があった。

 石巻地方では、東松島市役所でも一晩で2件の届け出があった。

タグ:令和
最終更新:2019年5月3日(金) 12時52分

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