石巻日日新聞

「危機感足りない」と苦言 3カ年で 12億円超 施設管理費で佐藤副市長

石巻市議会一般質問

石巻市 政治・経済 石巻日日新聞 3月15日(金) 21時13分

 石巻市議会は13日、議員一般質問を継続した。市の財政状況が問われ、今月末で退任する佐藤茂宗副市長は、震災の復旧・復興に伴う施設維持管理費が平成31―33年度の3カ年で約12億7千万円増加することなどを示した上で「財政に対する危機感が足りないからあれもこれもやっているのだと思う」と発言した。

 維持管理費の増加見込み額は31年度1億9千万円、32年度3億9千万円、33年度6億8千万円。これらは(仮称)ささえあいセンターや複合文化施設の完成によるもので、建てるときに国の財政支援があっても維持管理は市の単費となり、歳出増が懸念される。

 総務省出身の佐藤副市長は、市立病院事業会計への一般会計からの繰り出しにも言及。「赤字補てん分で5億円を追加支援しているが、危機的キャッシュ不足。給料が払えないから昨年末、2月と一般会計から3.5億円を借りている。病院は不良債務が発生している状態。それにお金を支援するのは、一般会計も危機的状況に陥る前兆」と指摘した。

 一般質問ではほかにプレハブ仮設住宅の入居状況も問われた。津田淳一福祉部長は「1日現在で68世帯あるが、ほとんどは4、5月で新しい住居に移る」とし、仮設解消の目標とした9月には「ほぼ退去の見通し」という。

 区画整理事業の遅れで残る数世帯は、民間アパートなどみなし仮設に一旦移ってもらうことで県と協議していく方向だ。ただし、〝居座り〟とみられるのが5世帯ほどあり、粘り強く解消に向けた相談支援などを行うこととした。

最終更新:3月20日(水) 18時02分
石巻日日新聞を購読する

新着記事