石巻日日新聞

所得税確定申告始まる 石巻税務署

早めの対応で混雑回避

石巻市 政治・経済 石巻日日新聞 2019年2月18日(月) 14時25分
住民がプレハブ庁舎で申告書作成指導を受けた

 平成30年分所得税などの確定申告の受付が18日、全国一斉に始まった。石巻税務署(佐々木匡之署長)=石巻市千石町=でも3月15日まで、石巻グランドホテル隣の駐車場に特設の申告書作成会場を設置。スタッフ45人で書類整理やパソコン入力を支援している。確定申告は期限終盤に手続きが殺到するため、同署では早めの申告と公共交通機関の利用を呼び掛けている。

 駐車場に特設したプレハブ造りの会場には、申告開始の午前9時前から約100人が列を成した。会場内では書類整理や記入、パソコン入力、印刷までの作成指導を実施。申告者は職員の支援を受けながら手続きした。

 東松島市牛網の宇佐美勉さん(65)は「震災後から来ており、きょうは会社の収入と年金関係で午前7時から並んだ。初日の手続きで申告を済ませることができたので一安心した」と話していた。

 特設会場の開設期間は土日を除く平日の午前9時―午後5時(受付4時まで)。申告期限は所得税、復興特別所得税、贈与税が3月15日、個人事業者の消費税と地方消費税は4月1日となっている。

 税務署によると、震災時の住宅被災に伴う住宅ローンなどで家の新築、購入、増改築したときの住宅借入金等特別控除の相談が依然多いという。同署の武田誠司課長は「期限間際は一層の混雑が予想される。国税庁のホームページにある確定申告書等作成コーナーで書類を作成し、郵送提出もできる」と話していた。

最終更新:2019年2月18日(月) 14時25分

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