インフルエンザが猛威 患者数過去10年で最多
学校や病院でも予防策
石巻市 社会 石巻日日新聞 2019年2月9日(土) 14時14分県内でインフルエンザが猛威を振るっている。今年第4週(1月21日―27日)には県内全域での定点当たり患者報告数が69.81人とインフルエンザ警報基準値の30人を大きく上回り、過去10年で最多。翌週(1月28日―2月3日)には58.77人と下降したものの、石巻地方の小中学校でも閉鎖措置が相次ぐなど依然として警戒が必要であり、県などは感染予防の徹底を呼び掛けている。
今季は全国的に感染数が増えているが、中でも宮城は第5週の都道府県別定点当たり患者数で3番目に多い。その中でも石巻保健所管内は59.75人で仙南管内に次ぎ2番目に多く、8定点医療機関の合計患者報告数は478人となった。
年明けから患者数が急増し、県は1月17日にインフルエンザ警報を発表。石巻管内の小中学校で閉鎖措置も多発した。このうち石巻市立石巻小学校(児童数310人)では、21―24日にかけて同時に3学年が閉鎖。同校は注意喚起のほか全校集会の中止など感染拡大の防止に努め、現在は収束している。
一方、入院病床を持つ各病院は警報発表後、予防のため入院患者との面会を制限。石巻市立病院では緊急時のみ面会可とし、今後は感染予防に関する職員研修も行うという。
昨季の県内は今季とほぼ同時期に警報が発表され、4月中旬まで11週継続。今季も依然として過去10年で最多の水準となっている。
県では予防策として、外出後の流水と石けん、またアルコール製剤による手指消毒、加湿器などで室内の湿度を適度な50―60%に保つよう注意喚起。十分な休養と栄養摂取といった生活習慣の見直しや、人混みへの外出を避けるなどといった対策も挙げている。
また、抗インフルエンザ薬は発症から48時間以内の服用が効果的であり、38度以上の発熱や咳、のどや頭、関節の痛みなどが現れた際の早期受診を呼び掛けている。
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