石巻日日新聞

みやぎ漁師 カレッジ 2期目がスタート 県内外から8人が受講

海の担い手へ7カ月の学び

石巻市 政治・経済 石巻日日新聞 6月7日(木) 22時20分
真剣な表情で開講式に臨む受講者(前列)

 漁業者の担い手確保を図るため県が昨年から取り組んでいる「みやぎ漁師カレッジ」の2期目がスタートし、1日に女川町まちなか交流館で開講式が行われた。県内の漁業者数は、平成25年で30年前から7割以上減の約6500人。漁業者の高齢化も進む中、基幹産業を支えるための人材育成が求められている。今年は県内外から20―40代の男性8人が受講。開講式では、12月まで7カ月間行われる実習へ気持ちを引き締めた。

 漁師カレッジは、長期の研修プログラムが組まれているのが特長。2週間単位でカキやノリといった養殖、定置網など多様な漁業種を現場で体験し、それぞれに合った就業先を選択できる。資格取得のサポートもあるほか、要件を満たせば国による支援金が受けられる。

 初年度の昨年は7人が受講し、全員が県内で漁師として就業した。第2期の本年度は22―47歳の8人が申し込み、うち2人は福島、神奈川と県外からの参加者だ。

 開講式は、宿泊や座学の拠点となる女川町のまちなか交流館で行われた。来賓の須田義明町長は「漁業は自分にもチームにも厳しくなければならないが、その先に大きな喜びがある。それぞれの場へ力強く一歩を踏み出せるよう、一つ一つを身に付けていってほしい」と激励した。

 福島県三春町での介護職を辞めて受講した渡辺和也さん(31)は「福島での漁業も考えたが現状では厳しく、飛び込みでの就業も難しかった。そんな中で、このカレッジは良い機会」と期待した。

 また観光遊覧船を運航する潮プランニング=女川町鷲神浜=社長の持田耕明さん(47)も受講。「水産業の強さと課題を聞く中で、わずかでも復興に貢献できればと申し込んだ。遊覧船のない平日で漁ができれば」と語っていた。

最終更新:6月7日(木) 22時20分

新着記事