石巻日日新聞

石巻市無形文化財 伝統の河南鹿嶋ばやし 豪華絢爛 山車まつり

春告げる太鼓と笛の音

石巻市 教育・文化 石巻日日新聞 4月17日(火) 15時57分
3台の山車が勢ぞろいした出陣式

 河南鹿嶋ばやし山車(だし)まつりが15日、石巻市の広渕地区で行われた。毎年4月の第3日曜日にある風物詩で、豪華絢爛(けんらん)な手作りの山車に乗り込んだ子どもたちが、春を告げる伝統の音を響かせた。

 住民らの実行委員会(西村弘委員長)が主催するまつりで、目玉の山車は3台。いずれも昭和初期の馬車に飾りつけたもので、ひときわ大きい本山車の前側はその年に放送されるNHK大河ドラマをモチーフにしている。今年は「西郷どん」にちなんで西郷隆盛が西南戦争の指導者として出陣する場面、後ろ側は明治維新150年に合わせて白虎隊の悲劇を表現した。

 山車の出発に先立って広渕農業担い手センターで出陣式があり、まつりの無事を祈願する神事のほか、くす玉開披やテープカットがあった。続けて広渕小6年生や地区の中学生が鹿嶋ばやしを披露。保護者らに綱を引かれてミニ山車、花馬車から出発し、地域内を練り歩いた。

 6年生の総リーダーである岩渕桜月君は「練習してきた成果を発揮して、前夜祭よりよい演奏をしたい」と張り切っていた。

 鹿嶋ばやしは石巻市無形民俗文化財になっており、江戸時代の文政4年(1821年)の飢きんで、五穀豊穣や無病息災を願って地元の鹿嶋神社に奉納したのが起源という。昭和48年に保存会が設立され、平成元年からは小学生に指導。5年生で笛、締め太鼓、大太鼓のいずれかを習得し、進級前の伝承式に臨むのが慣例となっている。

タグ:広渕小学校
最終更新:4月21日(土) 13時16分
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