石巻日日新聞

こども将棋大会 大人顔負け読み合い真剣

目指せ!藤井四段 盤上の戦い

石巻市 教育・文化 石巻日日新聞 1月10日(水) 15時15分
あどけないようでも先を読む目は真剣な子どもたち

 今年で5回目となる石巻地区こども将棋大会が、6日に石巻市羽黒町の永巌寺会館で開かれた。史上最年少プロ棋士の藤井聡太四段の連勝で始まった将棋ブームも手伝って、小学1年から中学3年まで昨年よりも多い53人が参加し、相手の先を読む大人顔負けの真剣勝負を繰り広げた。

 宮城教育大学将棋部OBや地元の愛好者など同実行委員会(寶鈴子委員長)が主催し、放課後こどもクラブブレーメンが共催した。ポスターなどで広く参加を呼び掛けたところ石巻市や女川町のほか、震災後に地元を離れた子どもらが集合。女子も5人が参加した。

 小学1―3年の低学年、4―6年の高学年、中学生と3部に分かれ、それぞれ5局の対戦結果に応じた点数で順位を決めた。1局20分の制限時間があり、勝負がつかない場合は審判員の判定に委ねられた。

 対局は「よろしくお願いします」のあいさつで始まり、「攻撃は最大の防御」とばかりに駒を進めたり、自陣の守りを固めてから攻めに転じたりと子どもたちの戦術はさまざま。読み合いの結果、王将を守る手がなくなると、いさぎよく「負けました」と頭を下げた。

 四間飛車(しけんびしゃ)の戦法が得意という稲井小6年の阿部大輝君(12)は第1回大会の低学年の部で優勝しており、「優勝回数を増やしたい。将棋は駒を取り合って自分のものにして打つのが楽しい」と話していた。

 大会は震災後、遊び場がなくなり、遊び相手のボランティアも帰省する正月を楽しく過ごしてもらおうと始まった。さまざまな寄付や基金の支援で入賞者に贈るたてや参加賞を用意した。

 上位入賞者は次の通り。

 ▽下学年の部=1.佐々木賢斗(釜小2年)2.岡島柊吾(石巻小3年)3.高橋廉志朗(同)

 ▽上学年の部=1.木村麗(青山小4年)2.阿部大輝(稲井小6年)3.畠山諄大(湊小6年)

 ▽中学生の部=1.木村航士朗(しらかし台中1年)2.渡辺翔大(蛇田中1年)3.武山圭一郎(青葉中1年)

最終更新:1月10日(水) 15時15分

新着記事