石巻日日新聞

就学援助の入学準備金 3月に前倒し支給へ

石巻・女川 来年度分から 東松島も一部検討

石巻市 政治・経済 石巻日日新聞 12月5日(火) 15時15分

 石巻市は経済的な理由や東日本大震災の被災で就学が困難な児童生徒に対する就学援助のうち、新入学準備金の支給時期をこれまでの7月末から入学前の3月に早める。来年度入学者からの実施で、保護者が必要とする時期に支給し、経済的不安や負担軽減を図る。女川町も小中学校、東松島市は中学校のみの前倒し支給を準備している。

 新入学準備金は入学にあたっての学用品を買うための援助で、石巻市の本年度支給額は小学1年が4万600円、中学1年は4万7400円。ただ、所得の判定といった認定作業後の実績払いになっており、ランドセルや制服などの購入で出費がかさむ入学前に支給されず、経済的な事情のある保護者にとって負担が大きかった。

 市は7日開会の定例会に提案する一般会計補正予算案に、前倒し支給の費用約3200万円を計上した。支給対象者は入学前年度の2月1日現在で石巻市に住所があり、市内小中学校に入学を予定した就学援助制度の準要保護該当児童生徒。来年1月に申請を受け付け、現年度の所得などにより判定する。

 予算上の対象者数は小学校約330人、中学校400人弱。小学校で約1千人、中学校で約1100人を見込む新1年生の3割にあたる。支給後、入学前に転出した場合は返還を求めないが、転出先の自治体に支給済みの旨を通知する。

 文科省は今年3月に適切な時期の支給を通知しており、全国的に入学前支給が広がっている。女川町は小中各20人前後の新入生を想定し、今月13日からの町議会に予算を提案。東松島市は新中学1年生のみ約150人の支給を前向きに検討している。

最終更新:12月5日(火) 15時15分
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