石巻日日新聞

波乱万丈の100歳お達者 家族に感謝 石巻市の金森さん

後の総理事務所など勤務経験

石巻市 社会 石巻日日新聞 10月11日(水) 14時53分 配信
家族が見守る中、庄司部長から祝詞を受け取った金森きみ子さん(中央)

 石巻市は5日、この日に100歳の誕生日を迎えた金森きみ子さん=蛇田字新谷地前=の長寿を記念して、特別敬老祝金(20万円)と祝詞を贈った。

 金森(旧姓・佐藤)さんは同市旭町に生まれ、高校卒業後に上京。職業安定所の紹介でのちの第35代総理大臣である平沼騏一郎の事務所で働いた。事務所解散後は陸軍中将の自宅を手伝い、宝塚音楽学校校長の妻に気に入られて大阪の幼稚園に勤務した。

 この幼稚園の園長宅に下宿していた彦一さんと結婚。京都で暮らし1男1女をもうけたが、彦一さんは42歳の若さで亡くなった。石巻に戻ってからは小学校の教師として二十数年勤め、定年後は手先の器用さを生かして紙人形作りやレザークラフト、三味線をたしなんだほか、知人と連れ立って旅行を楽しんだ。

 現在は長男の昭雄さん(73)夫婦と同居。週に3回はデイサービスに通うが、身の回りのことは1人で何でもする。

 自宅を訪れた庄司勝彦福祉部長から祝い金と祝詞を受け取った金森さんは、「波乱万丈な人生ですが、楽しいこと、うれしいことがたくさんあった。長生きできたのは、言いたいことを言えて、大事にしてもらえる家族のおかげ」と感謝。「昔は戦争やら何だかんだでしたが、今は平和と思う」と、家族に囲まれながらしみじみ語っていた。

 石巻市で本年度に百歳になったのは、金森さんが8人目。

最終更新:10月11日(水) 14時53分

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