石巻日日新聞

幻想的な和渕夏祭り 優しく淡い光のじゅうたん 6500個の陸上灯ろう

石巻市 教育・文化 石巻日日新聞 8月16日(水) 14時43分 配信
約6500個の灯ろうで河川敷に幻想的な光景が広がった

 石巻市和渕の盆の恒例行事である「和渕夏祭り」が15日、旧北上川河川敷の和渕水辺の楽校で開かれた。日没後には祭りの代名詞とも言える約6500個の陸上灯ろうが点灯。フィナーレでは花火も夜空を焦がし、空と陸の灯りが会場を優しく照らし出した。

 地区住民らで構成する実行委(相沢孫克会長)が、昭和40年ごろから盆に合わせた先祖供養として毎年開催している。東日本大震災後は犠牲者の追悼と復興への祈りも込めており、今年は「心きらめく光のじゅうたん」をテーマに開いた。

 昼の部ではキッズカートの無料体験や地元バンドなどのライブで盛り上がった。メーンの夜の部は美里町の江鳴会太鼓の圧巻の演奏で幕開け。20年以上前に誕生した和渕のご当地キャラクター「ワブッチー」らと子どもたちが対戦するじゃんけん大会もにぎわった。その後も三味線やロック、民謡など多彩なステージがひっきりなしに繰り広げられた。

 日暮れが近づくと河川敷に並べられた約6500個の灯ろうに火が灯され、色とりどりの光が幻想的な模様を浮かび上がらせた。さらに夜には太鼓が打ち鳴らされる中、花火も打ち上げられ、光と音の競演も帰省客や来場者を魅了した。

 石巻市わかばから3人の子どもたちと訪れた伊藤順子さんは「職場の友人に写真を見せてもらって初めて来ました。実際に見るととてもきれいで感動しました」と話し、政輝君(9)、順葉ちゃん(6)、順椛ちゃん(4)兄妹も「灯ろうがすごい」と瞳を輝かせた。

タグ:夏祭り
最終更新:8月16日(水) 17時57分

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