石巻日日新聞

牡鹿のアツい夏の一日 鯨まつり 7年ぶり花火も

炭火焼き振る舞いに長蛇の列

石巻市 教育・文化 石巻日日新聞 8月9日(水) 14時56分 配信
RAF参加アーティストの作品の前で侍ソーランを披露した牡鹿中生

 捕鯨文化を後世に伝えるとともに、広くPRする「牡鹿鯨まつり」が6日、石巻市鮎川浜の旧牡鹿公民館跡地で開かれた。鯨肉の炭火焼きの振る舞いは開始前から行列ができる人気ぶりで、さらに今年は震災前の平成22年以来7年ぶりに打ち上げ花火が復活。牡鹿地区をメーン会場に現在開催中の総合祭「リボーンアート・フェスティバル2017(RAF)」の来場者も相まって、会場は熱気と活気にあふれた。

 同実行委が捕獲したクジラや海難者の御霊を慰めることを目的に毎年開催している。

 今年も会場には香ばしいかおりが漂った。700キロ分用意されたツチクジラの炭火焼きの振る舞いには人々が列をなし、東松島市矢本から夫と訪れた大場公子さん(67)は「牡鹿に来るのも、鯨を食べるのも久しぶり。やわらかくてもとってもおいしい」と笑顔。牡鹿漁協女性部によるアレンジ料理として鯨肉を用いた竜田揚げやピザなども来場者を楽しませた。

鯨肉の炭火焼きは今年も大好評
鯨肉の炭火焼きは今年も大好評

 また、各所でRAFとのコラボレーションも実現。RAFに参加しているアーティスト「Yotta(ヨタ)」が制作したクジラ型のステージトラック「勇車(いさぐるま)」がメーンステージを彩る中で、牡鹿中学校の生徒による侍ソーランや、伊達の黒船太鼓、金華山蛇(龍)踊りなどが繰り広げられた。

 夜にはRAF実行委員長で音楽プロデューサーの小林武史さんと歌手の桐嶋ノドカさんによるライブに加え、7年ぶりとなる納涼打ち上げ花火も実施。約430発の花火が夜空を焦がした。

 実行委によると今年の来場者数は昼5千人、夜3千人の合計約8千人で、昨年よりも3千人増えた。齋藤富嗣実行委員長(57)は「今年は地元の全小学校が参加してくれた。RAFとのコラボもあり注目が集まる中で、地域全体が盛り上がる契機にしたい」と語っていた。

最終更新:8月9日(水) 14時56分

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