石巻日日新聞

南浜つなぐ館がリニューアル 大画面のシアタールームで震災伝承

石巻市 社会 石巻日日新聞 7月29日(土) 14時58分 配信
リニューアルを記念してテープカット

 石巻南浜津波復興祈念公園の予定地にある東日本大震災の伝承施設「南浜つなぐ館」が29日、リニューアルオープンした。施設面積を約2倍に広げ、約30人収容できるシアタールームを新設。団体客の対応も可能になり、最大被災地の過去と未来をつないでいく。

 同館は津波で壊滅的な被害を受けた門脇町の「がんばろう!石巻」看板隣に平成27年11月に開設。震災伝承に取り組む公益社団法人みらいサポート石巻(大丸英則代表理事)が、震災現地NPO応援基金「しんきんの絆」復興応援プロジェクトの助成で整備した。

 館内ではかつての街並みを伝える模型などを展示。語り部活動にも利用され、土日祝日の開館ながら6月末までに約2万4千人が訪れている。

 約40平方メートルの建物は移設可能なコンテナであり、昨年4月に周辺の道路整備に伴って“がんばろう看板”とともに約80メートル南東側に移転。今回のリニューアルでは看板の反対側、祈念公園整備後と同じ高さに盛土した場所に移動し、面積は80平方メートル余りとなった。

 新設のシアタールームでは、津波や避難の様子を伝える映像や復興のまちを空から撮影したものなどを上映。被災した電柱広告や地域から提供された写真が展示物に加わった。

 リニューアル式典で同法人の窪木好文副代表理事は「門脇、南浜をずっと伝えていく施設。次の災害へ多くを学び取ってもらえるよう発信していく」と同館を紹介した。国、市などの関係者も出席し、テープカットした。

 同館は入館無料で、土日祝日の午前10時―午後3時に開館する。

最終更新:7月29日(土) 15時21分
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