石巻日日新聞

患者と接してやりがい実感 石巻赤十字病院

石巻日日新聞 2017年5月16日(火)

 石巻赤十字病院(金田巖院長)で12日、高校生を対象とした「ふれあい看護体験」が開かれた。参加した生徒たちは実際の医療現場で看護師や患者たちと関わり合いながら、仕事の大変さややりがいを実感していた。
 看護の日(5月12日)、および同日を含む看護週間にあわせて同院と県看護協会が共催。医療職への理解と関心を深めることを目的に、平成3年から実施している。
 今回は石巻地方をはじめとする県内の高校から27人が参加した。同院の若手看護師による医療現場で働くことについてのプレゼンテーションや施設見学、進路相談などが行われた後、病棟での実技体験に移った。
 生徒たちは看護師の指導のもと、病床の患者の足浴など普段院内で行われている業務の一部を体験。患者に優しく声をかけ、反応をしっかりと見ながら体験を進めていった。
 医療職への就職を希望しているという桜坂高校3年の戸井田季垂さん(17)は「普段は患者側だが、看護する側の気持ちを知ることができた。心のつながりを持ち、優しく親しまれる医療人を目指していきたい」と話していた。

【写真】優しい眼差しで体験に当たる生徒たち

最終更新:2017年5月16日(火)

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