石巻日日新聞

東松島市版「マンホールカード」発行

石巻日日新聞 2017年5月13日(土)

 東松島市は、全国で人気が高まっている下水道マンホールふたのコレクションカード「マンホールカード」をこのほど発行した。市のキャラクター「イート&イ~ナ」を施した名刺ほどのサイズのオリジナルカードで、鳴瀬庁舎の建設部下水道課窓口と、JR野蒜駅前の奥松島観光物産交流センター(奥松島イートプラザ)窓口の2カ所で無料配布している。

 カード発行は国土交通省や下水道関連企業などでつくる「下水道広報プラットホーム」が、各地の特色あるマンホールふたをPRしようと昨年4月に始めた。各地の名所や特産品などをあしらったふたがカード形式で紹介されており、下水道の「汚い、臭い」などのイメージを払拭(ふっしょく)するとともに、観光客の誘致につなげることなどを目的としている。

 すでに過去3回製作され、東松島市は第4弾に参加した。県内では涌谷町に続いて2カ所目となる。全国に計146自治体170種類のご当地カードがあり、コレクションをして楽しむこともできる。

 今回発行した東松島市版は野蒜駅前に設置されている「イート&イ~ナ」のカラフルなふたを採用した。カード表面にはふたの写真と設置場所の緯度経度、裏面にはデザインの由来などを掲載している。

 カードは計2千枚製作。下水道課かイートプラザのいずれかの窓口に訪れた希望者だけが無料でもらえる。

 市建設部によると、4月3日の発行後から約1カ月で131枚を配布し、うち半数は県外の観光客などという。なかには「マンホーラー」と呼ばれる熱心な収集家もおり、同部は「観光振興の一助にもつながってくれればうれしい」と期待を込める。

 カードに関する問合せは市建設部下水道課(電話82―1111内線2231)

【写真】マンホールふたの写真や設置位置、デザインの由来などが紹介されている

最終更新:2017年5月13日(土)

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