石巻日日新聞

季節を彩る森林の市 9日まで展示即売

石巻日日新聞 2017年4月8日(土)

 「森林(もり)の市」が8日、石巻市大瓜の石巻地区森林組合で始まった。催しは9日までで、庭木や季節の花、木工品などを買い求める客でにぎわっている。
 同組合が毎年この時期に開いている各種展示即売会。日曜大工の意欲がわきそうな材木や板類が並び、花台などさまざまな用途に使える使い勝手の良い小物の板が人気を集めた。100円の端材詰め放題では、「ペンキで色を塗って花壇に使うの」と掘り出し物を探す女性の姿があった。
 キンセンカや西洋シャクナゲといった花類も販売。東日本大震災からの住まい再建に伴って庭づくりにも関心が集まっているようで、ハナモモの花木やブルーベリーの果樹などの苗木も売れていた。
 会場ではこのほか、中学生以下限定で丸太切りに挑戦できるほか、地元のスギでティッシュホルダー付きごみ箱(材料費1千円)、開かずの貯金箱(同300円)を制作する木工教室やシイタケの原木植菌体験(350円)などは大人も楽しめた。
 催しは午前9時から午後3時までで、焼き鳥や焼きそばの出店のほか、友好森林組合である南那珂(宮崎県)のPRコーナーなども。8日に引き続き9日も時半から県産材PRの模擬上棟式として約600個の餅まきがある。

【写真】曇り空ながら出足よく、朝から多くの客でにぎわった

最終更新:2017年4月8日(土)

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