石巻日日新聞

石巻ふれあい朝市 地元の味覚届けて20年

石巻日日新聞 2017年4月5日(水)

 20年目の節目を迎えた「石巻ふれあい朝市」が2日、ロマン海遊21前で開かれた。今年最初の開催でもあり、旬の農水産物をはじめ地場産品が一堂に集まった会場には、早朝から多くの買い物客が訪れた。
 朝市は運営委員会と石巻観光協会の主催。東日本大震災や市立病院建設に伴う開催場所の移転などで中断したこともあったが、石巻地方の食材を気軽に購入できる場として多くの市民や観光客に親しまれている。
 今回も新鮮な魚介類や水産加工品、農産物などはもちろん、石巻焼きそばやたこ焼き、石巻名物「いわしうどん」のコーナーも並んだ。地場産品が手頃な価格で提供されており、たくさんの買い物袋を携える市民の姿が多く見られた。
 野菜を中心に購入したという70代女性は「売り手の人との会話も楽しみの要素で、毎回欠かさず来ている。駅前広場の頃より店舗数は少なくなっており、昔のように多くのお店が並ぶようになれば」と期待していた。
 朝市は今年も12月まで原則的に毎月第1、3日曜日に開かれる。

【写真】にぎわいを見せた朝市会場

最終更新:2017年4月5日(水)

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