石巻日日新聞

凛とした姿でおもてなし 桜坂高 茶会

石巻日日新聞 2017年2月2日(木)

 石巻市立桜坂高校(佐々木武弘校長)で1月27日、選択教科の「生活教養」で茶道を学んできた3年生20人による「感謝の茶会」が開かれた。生徒たちは凛とした所作で、3年間の感謝を込めた茶を立て教職員をもてなした。
 茶道の授業は統合前の市立女子高校時代から続くもので、裏千家淡交会宮城支部(菊池宗玉教授)が指導して今年で20年目の節目を迎えた。感謝の茶会は毎年度の茶道の授業の最終回で実施しており、本年度は20人の生徒が全11回の授業の成果を披露した。
 学年主任の和地淳悦教諭(46)をもてなした宮崎真杏さん(18)は「いつも私たちを気にかけてくれる先生に3年間の感謝を伝えられたと思う」と語り、和地教諭も「やんちゃな生徒たちの普段とは違った姿を見られ、成長を感じた」と感慨深い様子だった。
 また、指導を始めて20年目を迎えた菊池教授(77)は「茶道は人格的教養を育ててくれるもの。3年分のお点前を1年で吸収していく高校生たちの姿にはいつも驚かされます」と若い力への期待を述べていた。

【写真】お世話になった教職員を生徒たちが感謝の気持ちを込めた茶でもてなした

最終更新:2017年2月2日(木)

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