石巻日日新聞

大学野球選手権大会が開幕 石巻専修大 快勝で11年ぶり16強

石巻市 スポーツ 石巻日日新聞 2017年6月5日(月)

 大学野球日本一を決める「第66回全日本大学野球選手権大会」が5日、東京ドームと神宮球場で始まった。開幕戦で共栄大=東京新大学野球連盟=と対戦した石巻専修大学=南東北連盟=は、序盤から打線が奮起し、6―1で初戦突破。平成18年以来となるチームタイ記録のベスト16入りを果たした。次戦は6日午後2時から同会場で岐阜経済大=東海地区連盟=と8強をかけて激突する。

 大会には全国の各連盟から春季リーグを勝ち抜いた27チームが出場。石巻専修大は南東北大学野球連盟春季1部リーグを制し、8年ぶり4度目の全国大会出場を射止めた。

 チームを応援しようと、石巻専修大では学生やOB、保護者を対象とした東京ドーム行きのバスを3台運行。100人を超える心強い応援団を作り、緑と白の応援グッズやメガホンを持って三塁側スタンドからエールを送った。姉妹校の専修大学からもチアリーディング部などが駆け付け、華やかな演技を見せた。

 試合は、石巻専修大の主戦松澤が直球を主体に、緩急をつけた投球で9回完投1失点。打線は、主将で南東北連盟首位打者の小野を中心に、長打から一気に流れを呼び込み、6―1で快勝した。

 夜行の応援バスで東京ドームに駆け付けた元同大学野球部の狩野佑弥さん(24)=28年卒=は、「自分たちが経験したことのない舞台で堂々とした戦いを見せてくれた。石巻専修大らしさが存分に出た試合で、全国に通じたことも喜び。あすはドームで応援できないが、出し惜しみなく全力で戦ってほしい」と語っていた。

 試合後、酒井健志監督は「リーグ戦の良い流れで試合をすることができた。スタンドの強力な応援で試合の流れも引き寄せられたと思う。あすはきょうより厳しいと思うが、自分たちの野球をしっかり出したい」と語った。

【写真】勝ち越し点を挙げ、喜ぶ小野主将(左)と酒井監督(右)

最終更新:2017年6月8日(木) 10時25分

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